石川勝一郎先生が生み出した「寝技編」をご紹介します。

 

柔道・レスリング・相撲・サンボなど様々な競技の技から、研究と検証を重ね輪転稽古の訓練が名門北海の寝技が誕生しました。

柔道の立技・寝技はすべてコテと円運動の原理原則の法則である。

支点・力点・作用点の3点を応用した体軸(センターまたは、背骨・仙腸関節)を意識することが重要である。

武道や柔道の体軸は基本的に頸骨・背骨・仙腸関節仙腸関節(または、膝)とする。

訓練は、助体軸2点(手・足)を安定させ防御・攻撃を繰り返しことが必要になります。

 

立ち技の場合は、釣り手と引き手を柔道着を掴むので正しい姿勢(背骨を意識)を保持し殺法(活法)を応用した立技の技術を使用する。

お互いの体軸(崩し・掛け)をズレて相手の力が入らないある方法を用いて投げることが可能になる。

寝技の場合は、正しい姿勢(背骨を意識)を保持して相手の体軸をズレして相手の力が入らない殺法(活法)を応用した技を利用する。

ある方法で抑え込みを行うことが可能になる。

しかし、現代の寝技は海外のスリングの流行的な技を学ぶことが多く寝技本来の動きが出来ていない。

体軸の研究を行わない限り日本柔道の技術は先が伸びないです。

防御するときも相手の体軸をズレさすと防げると同時に逆に攻撃も可能になる。

つまり、柔道の訓練動作や捌き動作は体軸を意識した動きが大切である。

指導者達が柔道本来の精神や古来からの伝統の技をしっかり思い出すことを希望します。

〇仰向けの相手に対して攻撃技
(A) かみつき

Ⅰ・体軸(背骨・股関節)を整えて相手の両足(補助体軸)を捌きます。

(相手は右利きの場合)

〇かみつきは相手の利き足でない左足,から又は、右足から攻めること。

下ばきの膝周りを袋つかみで持つ

相手の下半身(膝)を裁く

左腰(体軸・股関節・膝)を制することが効果的です

〇左膝で相手の右足(補助体軸)を切り返し胸(体軸または、背骨・股関節・下丹田)からかみつきの体勢に入る。

膝と腰で相手の足を切り切り返す

 

〇両手で相手の両足(補助体軸)を前方に引きつけることで相手の腰(体軸または背骨・股関節)が死体になります。

下半身を死体にさせて肩から突き上げるよう攻める

 

〇左踵骨を相手の肛門に立て絡まれないように左足の脛で・・

相手の左内転筋(相手の体軸または、背骨・股関節)を固定し滑るように素早く腰を切り返して足を外して固める。

〇滑らした左膝は相手の左腸骨に移行させ密着させることが重要である。

相手の腰(体軸または、背骨・股関節)が回転出来ず死体になります。